​4.中国輸入について思うこと​

製造と小売

皆さんは「ANKER」という会社をご存知でしょうか。

モバイルバッテリーや急速充電器などのスマートフォン・タブレット関連製品の開発、販売を行うハードウェア・ブランド。米Googleで検索エンジンのエンジニアとして働いていたスティーブン・ヤンを中心に、Google出身の数名の若者達によって2011年に設立されました。

会社設立以降、業績は右肩上がりに成長し、いまでは世界で戦うメーカーに成長しています。
そのANKERが主に販売されているところは、amazonです。
なぜamazonなのか。
それにはちゃんと理由があります。

「世界中で販売ができるから」
「amazonで販売されていると信頼を得ることができる」

色々な理由があるでしょうがその中の一つに、
「顧客の製品に対する反応がいち早く手に入るから」
というものを挙げることができます。

どういう事かと言うと、
つまり顧客のレビューがストレートに会社に伝わってきます。
製品を購入して、良かった点や悪かった点はレビューに書き込まれます。
5つ星がつく製品もあれば、1つ星しかつかず悪評がネット上に出てしまうこともあるでしょう。ankerはそのレビュー、特に悪い評判をすぐさま製造部門のエンジニアと共有し、
製品開発に反映をさせているようです。

その結果、良いものが次々と生まれ、
良いものをいち早く、そして安く世界中で販売する事ができるのです。
中国輸入を行う社長は、ここに見習うべき点が沢山あります。

製販分離のメリット・デメリット

「良い物を安く」
と言うキャッチフレーズは、小売業にとってお決まりのフレーズです。
どこかのスーパーみたいですね。
小売業の使命は、この良いものを安く(時には高く)売り続ける事です。
しかし、最近の儲かる小売業は少し事情が違います。
一体何をして儲けているのでしょうか?

それは、売るものを自ら作る事です。
例えば大手コンビニ。
最近は自社ブランドの商品展開が増えてきました。
例えばアウトレットや街中で見かける大手アパレル。
こちらも最近は店の名前のブランド服を沢山揃えています。

小売業は商品を仕入れ、販売します。
儲かる小売業は、その商品を自ら作り出すことを選択しています。
これを経営学で言うと、
「バリューチェーンを登る(下る)」
と言います。

市場リサーチ → 製造 → 販売

販売の前の製造を自分でやっているのですね。
これのメリットは、利益率が高まることです。
しかし、自分たちの工場でやってはいません。
ここは外注化。つまりOEMというやつです。
商品の企画はするものの、製造は外注。人の工場を借りて製造するのです。

つまるところ、
小売業で儲ける(利益率をあげる)には3つのパターンがあります。

  • ・商品の製造もする。しかし、工場は外注する。OEM。
  • ・大量に仕入れて、良いものを安く売る。
  • ・希少価値の高いものを高く売る。

ちなみにOEM(オーイーエム、 original equipment manufacturer)とは、
他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業。
日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」、「納入先(委託者)商標による受託製造」などと訳されます。

大量に仕入れるには相当な資金が必要になります。
何百万円・何千万円単位の資金が必要でしょう。
そうなると回転日数・運転資金が気になります。
とても一人の社長だけでは対応する事が困難でしょう。

希少価値の高いものを高く売る。
そもそもそんなもの、中々作れません。
作れるのであれば、早くにその道で成功しているはずです。

残るはOEMです。
これは中国の工場とやり取りをすれば、数万円〜数十万円単位の資金で対応可能です。
ですから、中国輸入を始めたばかりの社長も小売業で大きく成功をしようと思うと、
いずれOEMの道を行くことになります。
ここでのポイントは、自分で工場を作らないこと。
まぁ、いきなり工場を作ろうという方はいないと思いますけども、ここも外注なのですね。

これらのことから、
ビジネスで成功するには、人の力を借りる事がいかに重要かという事です。
違う言い方をすれば、
自分でやらなくて良いことは山ほどあって、
何を自分がやって、何を人に任すべきなのか、これの見極めが非常に重要だということです。

仕事のできる方ほど、何でも自分でやってしまいがちです。
そのような猛者も中にはいるでしょう。
しかし、多くの方はそれが難しい。
そんな能力があれば、とっくに成功しています。

中国輸入、中でもamazonで販売する最大のメリットは、
が売り努力をそこまでしなくて良いことです。
これも販売の外注化です。
販売を人に任せているということですね。

多くの人やサービスをいかに利用し、自分の利益に変える事ができるか。
ここが儲かる小売社長の腕の見せ所です。
間違っても、全部自分でやってしまおうなんて思わないでくださいね。

それをやって成功しようと思えば、
の企業のように、企画・製造・販売・メンテナンス、全部1社ですることになります。これは相当会社の規模が大きくなければ成り立ちません。
資金も必要、当然人の直接雇用が必要、マネジメント能力、先見性、競争に打ち勝つ力、ありとあらゆる力が必要になります。

社長はそのような形態を目指しているのでしょうか?
おそらく、違いますよね。
最終的にそこを目指す方もいらっしゃると思います。
けど、今はビジネスを始めたばかりです。
まだ先の先の、ずっと先の話です。

今できることは、いかに外注して人の力を借りるか。
それを利用して、いかに売り上げをあげるかです。
力の入れどころ、お金のかけどころを間違えないようにしてくださいね。

リサーチを外注することに関してもあまり細かいことを気にせず、

  • ・月に5個以上売れそうなものであれば、なんでも良い
  • ・利益率が20%以上あれば、なんでも良い

これぐらいざっくりとしてオーダーでも良いかもしれません。
あとは外注先に任せて、社長は資金を集めることや借方の工夫に時間を費やす方が賢明かもしれません。

誰も正しい道を教えてくれるわけではありませんので、
進むべき道は自分で選ばなければなりません。
ビジネスの世界に、「これが正しいやり方だ」という正解はありません。
結果が出れば良いのです。

結果を出すために、
自分の時間を使おうが、人の時間を使おうが、メリットとデメリットをよく検討し、
最善の方法を自ら見出す他ありません。

これまで説明してきたように、
ヒントは人の時間をいかにうまく使う事ができるかどうかです。
リサーチの外注も、その選択肢の一つではないでしょうか。

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